妄想を具現するための100の質問
─主要人物編・管理人回答(2)─


017 主人公兄弟にとってのマルクト教団
生活の基盤。信仰や研究は二の次。
018 主人公兄弟にとってのコリエル
信仰・研究に熱心な幹部組織。
019 主人公兄弟にとっての上級天使
◇弟くん:可哀相な人
第一印象は、『白い人』(色だけを指すのではなく、比喩もある)。 ダァバール後は憎みもしたが、かれが何故これほどまでに必死なのかと考えると、憎み切れない。
◇兄さん:愚かな人
第一印象は、『いけすかない奴』。スカしてんじゃねーよ的な(笑) でも、何度か会ううちに興味の対象になる。 兄さんと上級は根本的な部分で似ているような気がする。話も合いそうな気がする。
020 主人公兄弟にとっての天導天使
天導さんは上級よりも4〜5歳年上、上級は上級で双子よりも4〜5歳年上が希望なので、10歳近く年上というイメージに。
◇弟くん:優しい人
少年時代のかれは、彼女に異性ではなく母性を感じるのではと妄想。一歩離れたところから静かに、 年下の上級をあたたかい目で見守る女性……
青年になったかれは、優しい人、哀しい人(いろいろな意味を込めて)と。
◇兄さん:愚かな人
って兄さん!!(笑) 少年時代にはちょっと気になってたりしててほしいなーと妄想。年上のヒト美しすぎる♪  年上の女性にほのかな想いを抱いて動悸を覚える男の子ってカワイイと思うぞ。
ネタバレ後は、あなたはバカだ……という感じ。
021 主人公兄弟にとっての創造維持神
創造維持神という存在は、世界の創造主であるという本来の姿の他に、相対する人間の心情を形取る鏡のような存在である、と妄想。 救いを求むる者には神に見え、歪みを抱え、それについて悩む者には歪んでいるように見え。
◇弟くん:焦がれる存在
自分とおなじように欠落を抱えた『人』という位置付け。狂おしいほど愛しい存在。 <恋情ではなく、満たされたいという心の裏返し。
◇兄さん:愛憎半ばする存在
愛しいが憎い。憎いが、愛しい。不甲斐無いと思いつつ、同情の念も。 <弟に対する思い、そして自分自身に対する想いの表れ。
022 外界の者など、その他人物との関連など
あまり思い浮かばないなぁ。思い浮かんだら補完します(笑)
023 主人公兄弟歪んでいるか、またそのバロックとは?
うーん。シャム双生児として生まれたこと自体は、歪みではないと思うのですよ。現実にも稀にあることですから。 歪みがあるとすれば、繋がったふたり分の体にひとつしか心臓が無いことで生じる、心的な部分ですかね……
バロックは、『欠落』。
024 譲れない主人公兄弟妄想
あります、密かにささやかなエ○妄想が。や、でもですね、一応理由のある妄想なのでございますよ(* ̄▽ ̄*)
先述のとおり(002)、 感覚や感情を共有することがあると考えているのですが、そのうえに心臓を共有しているわけで、 伝わるものがあるのではないかと。分離手術前の年齢が年齢なのでチトいろいろ際どいんですけど(…)
合同誌『妄想宝島』でさわりを描いてます(笑)
025 主人公兄弟を小説風に表現すると……
◇子供時代編----------------------

 兄弟は、並べられた人形のように白いベッドに腰掛けていた。髪は鈍色、瞳は明るい灰色で、ひたすらに見開かれている。

「珍しいものでも見たか」
 わたしの言葉に、ふたりは同時に赤くなったが、右側は目をしばたたき、左は顰めた。おなじ人形ではないらしい。

◇コリエル時代編-----------------

 12号は半身だ。それが、教団内での定説だった。

 かれは教団の中枢、コリエルメンバーに最年少で名を連ねる青年で、教団内では以前からなにかと目立つ存在だった。
 尋常でない生い立ちが、普通の団員として埋もれることを許さない。かれは、文字どおり自分の『半身』である兄を亡くしているのだ。
 口数が少なく、もの静かで表情に乏しい。職務のあるとき以外は殆ど出歩くことも無く、口さがない者たちは、そんな生気の無さを『半身』と揶揄した。

026 主人公兄弟を詩で表現すると……
捩じ込まれる現実に
ぼくら別のものになる
絵合わせを繰り返しても
二度と重なることは無い

ぼくたちはひとつだと
いちばんわかっていたのはぼくたちだった
ぼくたちはふたりだと
いちばん知っていたのはぼくたちだった

いまはただ片翼の羽根で
どこへも行けずに埋(うず)もれている
白い色は雨風(あめかぜ)を受け
ただの醜い塊となり

ぼくたちは分かたれた
蝶番を無くしてしまった

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歪的詩歌20作目『蝶番』より引用。

027 主人公兄弟のイデアをひとことで表現すると……
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