灰十字 ─ Cros Liath ─


堕とし、堕とされし者 について

今回は主人公くん12号くんVer.が泣いていますねぇ ( ̄▽ ̄;) この話では、泣かせることを目的としていたわけではありません。主人公くんの拭いようの無い心の闇の片鱗、上級天使の抱えるものの片鱗を書きたかったのです。

とゆーか……精神状態が崩れている12号くんが、たまたま居合わせた上級さんに救いを求めて縋りつく図、そして、硬直する上級さんの図が思い浮かんで、それを形にした話です(笑) カップリング妄想で書いたわけではないのですが、開いてみるとなかなかラブい…… (* ̄ω ̄*)

12号くんは、あれで縋ってるのです。自分の片割れのぬくもりを求めている。左側、過去の自分の定位置に座ったわけです。本文中では "上級天使の横" となっていますが。兄さんなら右に座ったでしょう。

上級さんは、ひとに触れられるのを(精神的・肉体的共に)極度に嫌うか、某グリフィス的に野望のためには自分の美貌もフル活用という、ガチガチか、実は人間関係ドロドロ、そのどちらのイメージもあるのですけど(あくまで管理人妄想では)、今回は「オレに触るな」風味でガッツに軍配ですな。なんだそりゃー。

上級さん、ハーブティーとか好んで飲みそうで(体調整える意味もアリで)、しかもそれが似合いそうでいやん。カモミールとか可愛過ぎ(笑)

タイトルは、『傍ら』と『片腹』を掛けてます。ここでの『片腹』は管理人の造語。イメージとしては『かたわれ』とか『兄弟』とか、そんな感じでひとつ。話のテーマとしては、"かたはら" のものを失う孤独。

絵で描きたい (* ̄▽ ̄*) (笑)
※この後、管理人は本当に漫画にして本作りました(笑)

(20030830 本文・解説UP)



了


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