20年後の空はなに色だろう
歪みを抱えたぼくたちに
オーロラは注ぐだろうか
ゆっくりと加速を始めた世界の
幕間に静かに立ちながら
次の舞台へと心を放つとき
喝采が聞こえなくても
明かりがあたっていなくても
確かに生きているだろう
明日のことさえ判らない
インタラクティブな箱の中身を
この手に探りあてるとき
ひとときひととき欠片を繋ぎ
書き割りにも似た現実に
挑んでいくしか道はない
さぁネガティブにポジティブに
危ない橋を渡っていこう
保証された道なんて
どこにもありはしないのだから
20年後の空がなに色でも
ぼくは驚かないだろう
世界は色にあふれている
急な変化についていけない
胸に巻きついた鎖が重くて
身動きが取れないひとりの夜は
神にどうかとお願いするのさ
抱えた荷物を投げ出して
深く静かに眠れるように
明日のことさえぼくたちは
インタラクティブにしようとするのさ
ただの小さな人間なのにね
ひとときひととき欠片を繋ぎ
その結晶を集めるしかない
異形の夢を垣間見ながら
さぁネガティブにポジティブに
迷路の出口を探しにいこう
エレベーターは各階止まり
探索するにはちょうどいい
20年後の空はなに色だろう
20年後の空はなに色だろう
そんなことを思っているよ